私は、ものすごく人目を伺う人間だ。
それはもはや本能という感じで、無意識のうちに場の空気を察知し、自分の意思とは関係なく気づいたら過剰適応している。
そのはずが、今まで抑え込んでいた感情がここ数年で飽和したり、年齢を重ねて本来の自分を抑圧するパワーがなくなってきて、ガラガラと仮面が剥がれてきた。
かさぶたが剥がれて本当の自分が露わになると、傷が染みる。
今まで厚い殻を被った状態で人と接してきたので、素の状態はおそらく家族や幼馴染くらいしか知らない。
たとえある程度親しい人とでも、無防備のまま人と接するのはかなり勇気がいる。
なので、最近は極力人とのかかわりを避けてきた。
(意図的ではなく、体調が悪かったというのもあるw)
しばらく単独行動をつづけて極力人と会わないようにしていたら、さすがに寂しくなってきたので、身内から少しづつ会っていって「素の自分でも大丈夫だったわ~♪」という自信を身につけながら少しづつ外へ出ていこうと思ってる。
前回のブログでもお話しした通り、私は最近リュック&スニーカー通勤にハマっているのだけれど、自分の殻を破る上で、これが思わぬ副次的効果を発揮している。
2年前、1トン近い荷物を捨てる大胆な断捨離をしたのだけれど、そのときに持ち服を9割方処分してしまった。
残った服は、着回しのいいコンサバ系フェミニン服が多かった。
何気に私は演技派(?)なところがあって、身につけた衣装やヘアメイク、舞台(まわりの環境)に合わせて期待されるであろう役割を演じてしまうところがある。
コンサバ系フェミニン服だけを毎日身につけ続けたわたしは、良くも悪くもその型にハマってしまい、つつましくなり過ぎてしまった感がある。
リュック・スニーカーを身につけ、それに合いそうなスポーティーなスタイルで行動することは、凝り固まったものや既存のイメージをぶち壊し、大胆、カジュアル、ざっくばらんになることに一役買ってくれた。
体調の関係でしばらくこのカッコのが良さそうなので、空気読まずに公的な場にもこのスタイルでブッ込むところから、破壊活動を始めようと思う。
大きな変化を遂げようとしているとき、まずは簡単にできる小さなところから変化を起こしてみる。
影響の受けやすさを逆手にとって、"形から入って"みることも一つの手だと知った、今日この頃。