こんにちは、はるにゃんです。
今回のテーマは、みなさん大好き『人生の転機』について。
下記ブログの続編的なものを書いていきます。
アイデンティティ崩壊後に陥りがちな罠
仕事をやめなければいけなくなる、大きな別れを経験する、病気になる、大きな挫折を経験する…。
これらのことが原因で、それまでの環境や人間関係から切り離される出来事が起きると、アイデンティティが揺らぎ出します。
◯◯の肩書きを失ってしまった。
○○の実績が活かせない場所に来てしまった…。
今まで自分を自分たらしめていたブランドのようなものがなくなり、「ただの人」になることにとてつもない恐怖心を覚える。
ここで「ただの人」であることを受け入れ、誰かとの比較や世の中でのポジショニングではなく、ありのままの自分、存在そのものを信頼できる(=真の自信を身につける)ようになれればいい。
けど、いつまでも「過去の栄光」にすがって見栄やプライドを捨てきれず、反省・振り返り・自己変革なきまま、わたしたちはついつい肩書きだけ変える方向に走ってしまいがち。
覚醒しないと、舞台と役者を変えて同じことをくり返しつづける
人生の転換期は「何がうまくいかなくなること」から始まりますが、上記のような行動に出てしまうのは、うまくいかなくなった理由を環境や他人など自分以外のもののせいにしているから。
『トランジション』という人生の転機について書かれた本の中では、これを「幻滅」と呼んでいます。
トランジション ――人生の転機を活かすために (フェニックスシリーズ)
- 作者: ウィリアム・ブリッジズ,William Bridges,倉光修,小林哲郎
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2014/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本来人生の転機は、働き方、人との接し方、パートナーシップなどにおいて、今までやってきた我流の古いやり方が通用しなくなって、あらゆることがうまくいかなくなるところから始まります。
本当はもっと前から綻びが出ていてうまくいってなかったんだけど、自意識から本質に目を向けようとせず、さもうまくいっているかのような魔法をかけているだけ。
その魔法が解けてしまっていることを自覚することを「覚醒」と言います。
だから、本来は「覚醒」して、自分の今までのあり方やうまくいっていない方法を手放し、新しいものを取り入れる必要があるんだけど、まだ魔法が解けてないと思い込んで、麻酔の切れた体で痛い失敗を続けてウンウン唸ってるのが「幻滅」状態。
「幻滅」はその名のとおり「あの人がああだからうまくいかなかった」「たまたまあの会社が悪かった」などと他人や環境のせいにして、まわりに「幻滅」している様子。
自分を客観視する、うまくいってないやり方を手放すという本質にたどり着いていないので、環境と配役だけ変えて何度も同じカルマをくり返し続けます。
それはもう「これ、なんの苦行!?」ってくらいに。
古い武器を捨て、与える存在へとシフト
もともと、努力して何かを身につけたり、得ようとしたり、自分を磨いたり「行動レベル」でがんばることを始めるのは、そのときはそうすることが必要だったから。
まだ幼くて弱くて、そうやって武装しないと自分を守ることができなかった。
なんとか親やまわりの人の寵愛を受け、生き延びるという生存戦略が必要だった。
だから結果にこだわり突き進んでいく。
そして、そんなにがんばっている自分に好感をもってくれない人は「見る目がない」と言ってこきおろす。
それをなぜか「まだまだわたしの努力が足りなかったのね」という今までのものさしで解釈して、違う方向にがんばりつづけ、さらに迷走していく。
でも、どこかでそれが頭打ちになったり、どう足掻いてもうまくいってしまったのなら、そろそろ古い価値観を手放すフェーズがきたのかもしれません。
「認めて欲しい」と、人からもらうことを求めてがんばるフェーズは終わり、自分で自分を満たし、まわりを気にかけるフェーズへ。
自らにすでに備わっている愛に気づき、与えていく方向にシフトしていくことが、次のステージへ進む鍵かのかも。
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