昨日は個人で音楽活動を始めてから初めての30分ライブ。
普段オープンマイクという飛び入りで誰でもステージに上がれるイベントで2~3曲歌う、みたいな感じが多かったので、新鮮だった。
わたしが音楽を通じて伝えたいのは、ストーリー。
自分がどんな幼少期を過ごし、そこで何を悩み苦しみ、曲を書くということに救われ、どう生きづらさを乗り越えてきたか。
ネガティブな思いを手放し、どう人生の舵取りをし出していったか。そんなストーリー。
現時点で人前で発表できる形にアレンジが完成してる曲は、苦しんでいた幼少期~20代前半、そして人生が少しづつ変わり始めた20代後半あたりにつくったもの。
それを時系列に歌っていって、生きづらい状態から一筋の光が見えるところまで表現し、そこで締めた。
歌い終わったあと、信頼できる友だちにすべてをぶちまけたときのような、スッキリした気分になった。
どちらかというとクリエイター志向で、人前に立って発表するよりも、作品づくりにずっと没頭してきた20年。
そんな自分がステージに立って、これからどんな風に音楽をやっていこうか、正直手探りで方向性が定まらず、暗中模索な部分もあった。
でも、ステージを終えて、まずは自分のために...自分自身を癒やしてコップの水を満たし、いつか与えられる人になるための"贅沢な時間"として音楽を楽しんでいこうと思った。
最近何度か行った心理学セミナーの中でやった「感情を感じるセラピー」でも、初心者はまだ怒りや恨みつらみ、悲しみなどの感情がたくさん溜まっていて、なかなかポジティブな感情の方へ上がっていけない。
「楽しくなっちゃいけないんじゃないか」という精神的ブロックがある。
それをベテランの先輩方がサポートし、一緒にネガティブな感情を感じ、共感してもらい、ポジティブな方向へ導いてもらう。
そうすると、初心者もだんだんネガティブからポジティブへの感情の行き来がうまくなり、心の扉が開いて人と繋がりやすくなり、サポート側、つまりは「与える側」に回れるようになってくる。
昨日のライブで先輩方から明るいエネルギーをたくさんもらって、あぁ、こないだの心理学セミナーでやったことと同じだな、と気づいた。
最初は、どうしても受け取ることが多くなってしまう。
けど、それでいいのだと自分を受け入れて、悔しさも悲しさも表現し、感情を成仏させて、人が表現する愛や幸せと繋がってみる。
感受性のアンテナから愛の世界を垣間見て、そこに飛び込んで慣れてみる。
そんな、手放したい感情を燃やして、受け取りたい感情を取り入れるということをセラピー的にくり返していって、どんどん癒されていく。
そして自分も、悲しみも表現できるけど、愛や幸せも表現できるような、光の表現者になる。
辛い時期→ニュートラルな時期(今)→からの、その先の世界を描いた"ストーリの続き"を書くために。