①アイデンティティが崩壊したので、ひとりで海外に逃亡します!
②9年前のパスポート写真がケバすぎて、台湾で入国審査に引っかかった←今ここ
④台湾「十份」の線路の上で、体を張ってランタン芸を披露してきた
⑤十份→九份のはしごに失敗したので、通りすがりの台湾人と友達になってきた
どうも「自称・観光大使」広報担当のはるにゃんです。
沼島、ホーチミンとみんなで和気藹々と旅をした様子をブログにUPしつづけてきましたが、今回はなんと一人旅!
一人旅立つ理由はアイデンティティが崩壊したから。
トランジション ――人生の転機を活かすために (フェニックスシリーズ)
- 作者: ウィリアム・ブリッジズ,倉光修,小林哲郎
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2014/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上記の本は、アイデンティティクライシスをなるべくスムーズに乗り越えるための方法が書かれたものだが、数日間日常生活から離れ、人気のないところで誰とも会話せず静かにじぶんと向き合う「儀式」を行うことを勧めている。
わたしはなるべくどこか遠くへ行きたかったので、日本を出ることにした。
それが今回の台湾旅行の発端。
今回の旅のミッション
①なるべく日本人とかかわらない
②なるべく日本語を発しない
③なるべく単独行動する
④旅と音楽を融合させた動画をつくりたいので、素材となるような風景写真をたくさん撮ってくる
⑤日本っぽい場所、都会的でキレイな場所にはなるべく行かず、アジアの活気や古い街並みを肌で感じてくる
⑥食べたいものを思う存分食べる
⑦ブロガーとして、体を張って何かしら笑いのネタをつくってくる
⑧千と千尋のごとく神隠しに遭わないようにする
⑨2年前のバンコク一人旅のように詐欺にあったりせず、今度こそは旅をSuccessさせ、思う存分満喫してくる
占いにも書いてあった「儀式」の必要性
わたしは石井ゆかりさんという方の占いが好きで毎週金曜日夜20:00の更新を楽しみにしているのだけれど、なんと、こちらの占いにも「儀式」の必要性が書いてあってビックリ!
これはやはり、アイデンティティクライシスを乗り越える儀式を決行すべきだ!
今回の旅への確信がさらに深まった。
※占いはこちらから見ることができます。
台湾が今梅雨だってことを出発前日に知った
今回、かなりツアー代金が安く済んでホクホクしていた。しかし、出発前日にふと天気予報を見たとき、衝撃が走った。
毎日雨じゃない!?
あっ!だから旅行代金が安かったのか…(察し
そう、台湾は梅雨入りしていた。
自分の無計画さにドン引きしながら、頭を抱えた。
しかし、実はわたしは究極の晴れ女。
遠足、運動会、卒業旅行、ディズニー…
たとえ天気予報が雨でも、楽しみにしていた予定の日に雨が降ったことは、今までの人生において一度もない。
名は体を表すというかなんと言うか、ホントに名前のとおりの強力なパワーをもっている。
だから、天気予報は華麗にスルーして、晴れ女パワーに賭けることにした。
お母さんも応援してくれた。
※柴ちゃん…柴犬好きのお母さんのこと。お父さんがうさぎ、弟はたぬき、わたしは猫担当。
出発当日
家を出てから、朝食用にと買っておいたバナナを食べ忘れたことに気づいた。家に帰るころには腐っているのだろう…
虫が沸いてないことだけを祈る。
あ、このバナナの件、今後の伏線なのでお忘れなく。
また、現地ではFree Wifiで事を済ませて、道が不安な場所ではタクシーでも拾えばいいやと思っていたんだけど、台湾のタクシー事情を調べたら女一人で乗るには危険すぎたから、スマホのGPSを駆使して歩けるところは歩く作戦に急遽変更。
慌てて空港でwifiをレンタル。
実際、今回の旅における一番よかった投資は海外WiFiのレンタルだったんじゃないかってくらい大活躍!
このおかげで、あまり迷うことなくスムーズに旅を楽しむことができた。一人旅には超絶オススメのアイテム。またレンタルしたい。
飛行機の中で観た映画がよすぎた
今回使ったのはエバー航空。台湾で有名な航空会社だけあって、飛行機内の設備やサービスも充実。
行きの飛行機は全員の座席に音楽や映画を楽しめる画面がついていて、種類も豊富。
今回は『脳内ポイズンベリー』という邦画を観た。
これがまた、こじらせたアラサー女子に必要な教訓がたくさん詰まった良作で、すごくよかった!
脳内ポイズンベリー スタンダード・エディション(DVD1枚組)
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2015/11/25
- メディア: DVD
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心理学的な観点から見ても解説しがいのあるテーマだったので、これはまた別途違う記事で暑苦しいほどに語り散らかしたい。
パスポートの写真と別人だと疑われた
日本から3時間ほどで、ほぼ定刻どおりに台湾に到着。
しかしながら、ここからが鬼門だった。
わたしのパスポート写真は9年前大学生のときに撮影したものなのだが…
大学デビュー組のわたしは人とのコミュニケーションに不安があり、集団からハブられないためにギャル化した。
見た目が強そうであれば、とりあえず仲間はずれにはされないと思ったからだ。
しかし、どうやらちょっとやりすぎてしまったようで…
化粧が濃すぎてもはやもとの顔の面影がない。
ナチュラルメーク(30歳現在)がこちら。
こうやって並べて見比べると、色々塗りたくってるかあんまり塗ってないかの違いだけで、顔のパーツ(素材)が一緒であることがお分かりいただけるだろうか?
おそらく機械で照合すると完全に一致するはずだ。
しかしながら、男性の係員にはそんな女子の化粧事情なんてわからない。すぐさま身元を疑われた。
いやいやいや、たしかに髪型もメークも全然違うけど、顔のパーツ全部一緒でしょ!と思い
「これはわたしだ!目と鼻と口をよく見てくれ!化粧は濃いけどパーツ自体は同じじゃないか!」
みたいなことをカタコトの英語とパッションに満ち溢れたジェスチャーで語った。
「いや…言いたいことは分かるけど…免許書ある?」
みたいなことを聞かれたが、クレジットカード以外のカード類は全部日本に置いてきた。
「とにかく顔をみろ!一緒だから!」みたいな感じで強気に出て、机の上に頬杖をつき、ニコニコしながら係の人たちに愛嬌を振りまき続けた。
変な機械で顔を読み込まれ、指紋も何度か認証し直した。
あきらめたのか顔が一致したのか、しばらくすると無事通してもらうことができた。
とりあえず、化粧の力はすごいということが分かった。
キャラの濃い坊主と合流
無事審査も通過したので、手荷物をGETして空港の外へ。
ホテルへの送迎をしてくれる旅行会社の人と合流した。
その台湾人のキャラがなかなか濃くて「安心してください〜」みたいな日本のギャグをちょいちょい挟んできたり、ギャグが滑ると「僕の存在自体が寒い」みたいな自虐ネタを言う小太りの坊主だった。
旅行は全日程フリープランだったが、「もし僕の美しい声が聞きたくなったら、遠慮なく電話してください」とみんなに呼びかけていた。
最終日にホテルの集合場所の件で質問があって電話したが始終留守電で、まったくもって応答してくれる様子はなかった。
寝に帰るだけの人にはオススメなフラワーズホテル
夜20時くらいにホテルに到着。口コミの評価は微妙だったが、実際行くと思ったよりもキレイなホテルだった。
一番下のランクの部屋がいっぱいで、ひとつ上のランクに変更してもらったからかもしれない。
部屋は清潔だし、ムダに大きなダブルベッドもあるし、台北駅から徒歩5分という好立地。
朝から晩まで目一杯観光したい人にはなかなかいい条件のホテルだった。
台湾になじみすぎて日本人だと気づかれない
色々あってホテルに着くのが予定より遅くなってしまったので、この日は夜市観光はやめ、外食のみ。
火鍋が大好きなわたしは、台湾本場の薬膳鍋を食べに行くことにした。
フラワーズホテルから一番近い地下鉄の出口はM5出口。忘れないようにみやななごめん出口と脳内に記憶した。
それにしても、今回の旅では成田空港〜現在に至るまで、驚くほど日本人だって気づかれない。
上海に行ったときには至るところで「あ、外国人だ〜!」って感じのリアクションをされたが、今回はみんなわたしに中国語で話しかけてくる。
よく街ゆく人を観察してみると、台湾の女性のファッションやヘアメイクは日本人のそれとあまり変わらない。
しかもわたしは、海外WiFiという強い味方を身につけ、GPSを見ながら堂々と街を闊歩している。
完全に台北の街と同化していた。
有名火鍋店に行ったら「サド」と命名された
今回行ったお店は、有名火鍋店「鼎王麻辣鍋」。
予約しないとなかなか入れないとこらなのだけど、時間に縛られるのが面倒なのでアポ無しで向かった。
場所は線松江南京駅より徒歩8分。
台北は鉄道が発達してるので、何かと便利。
メトロを使えば60円〜150円くらいでどこへでも行ける。
得意のGPSを駆使し、無事お店にたどり着いたけど、予想した通り激混みで1時間待ちと言われた。
カメラをぶら下げてるにもかかわらず、また中国語で話しかけられたが、英語で押し切った。
ガイドブックとは裏腹に、日本語は通じない。
店の外で待つにあたり名前を聞かれたのだけれど、日本で一番メジャーな苗字「佐藤」を店員さんは知らないようだった。
わたしの滑舌が悪かったのか「SADO」と書かれたが、あえてそのままSADOを楽しんだ。
ホントはMAZOなんだけどな…とか思いながら。
結局30分くらいで店内に通され、薬膳鍋を堪能。
正直味は日本の火鍋のほうが好みだったけど、接客が丁寧で、具材の一部がお代わりし放題だったのがよかった。
しかも翌日はお肌がプリプリに!
日本円にして3000円くらいの値段で火鍋を飽きるほど味わいつくし、翌日のエネルギーをチャージ。
そんな満足感いっぱいの1日目だった。