こんにちは、「自称・観光大使」広報担当のはるにゃんです。
先週末、千葉の館山へ視察という名の日帰り旅行に言ってきたので、そのときのことを記事にしようと思います。
まずは、恒例の登場人物の紹介から。
「自称・観光大使」メンバー
◆はるにゃん
筆者。心理学に恋する30才。
社会にはあまり馴染めていないが交友関係には恵まれている。広報・web担当。
◆のんちゃん
金融業界内定者サークルで9年前にはるにゃんと知り合う。かなり有能な企画・渉外担当。最近お子さんが誕生。
◆ゆかさん
のんちゃん・はるにゃんが3年前に通っていたビジネススクールの同期。
地域おこしと温泉ツアーで2ヶ月先まで予定が埋まってる「予約のとれない女」。
◆みやなな
はるにゃんの新卒時代の会社の同期。みんなのマスコット的存在。やけに花に詳しい。
結婚前提にお付き合いできる方を募集中(PR)!
今回訪ねた人
◆梁さん
館山市のパッションフルーツ農園『RYO'S FARM』の園主。
大手メーカーに勤務する傍ら農業について勉強後、地域おこし協力隊として館山に移住。
就農体験を経てパッションフルーツを作り始める。
趣味はサーフィンのさわやかなナイスガイ。
…という愉快なメンバーでお送りします♪
プロローグ
7月下旬にのんちゃんが娘さんを出産。
その数日後、わたしとみやななが病院に伺ったときのことだった。
赤ちゃんにも会うことができ、近況報告も済み、そろそろ帰ろうかというそのとき…
のん「よ~し、さっそくまたみんなで旅行しよ♪10月あたり、館山にパッションフルーツ狩りに行こうと思ってるんだけど、いつ空いてる?」
みや&はる「え!?」
ということで、スムーズに日程も決まり、わたしたちは館山にぶっこむことになったのだった。
当日
当日は、朝7時に東京駅に集合して高速バス「なのはな号」に乗車。
みやななが東京駅のトイレへ行ったきり失踪する事件を乗り越えながらも、無事に館山駅に到着。
事前情報は、梁さんが同い年でイケメンだということ。
のんちゃんと同じ早稲田卒だということ。
パッションフルーツは美味しいということ。
あとはHPの情報。以上!
いつものことながら、一体どんな旅になるのやら…。
梁さんと合流
館山駅まで車で梁さんが迎えにきてくれることに。
自己紹介を兼ねながら車内で談笑しつつ、農園へ。
この時点ではまだお互い探り探りの気を使った雰囲気。
しかし、この後想定外の展開になっていくのだった。
いざ、パッションフルーツ狩りへ!
農園へ到着。早速パッションフルーツが育つビニールハウスへ。
あった!すごい、ホントに実がなってる!!
フルーツというと木になるイメージだけど、パッションフルーツはつたの様なものになる。
どちらかというと、野菜に近いイメージらしい。
ベトナムでパッションフルーツを爆食いするのが趣味のゆかさんいわく、海外のパッションフルーツはもっと小さいし、実もたくさん詰まってるものばかりじゃないとのこと。
でも、梁さんのつくるパッションフルーツは大きいし甘い。
実が落ちて悪くなってしまわないように、1つ1つ洗濯ばさみでとめて、丁寧につくっている。
パッションフルーツの花も発見!
もうすぐ開きそう。
みやなな「なんかこの花、時計草みたい。」
梁さん「そう!パッションフルーツは果物時計草といって、時計草科の果物なんですよ。」
豆知識:みやななは花に詳しい。
開いた花も発見。まさに時計草。見たことないけど。
試験的に、ハートの型にはめてハート型のパッションフルーツをつくることにも挑戦してる模様。
ためしに型を外してみた。
若干ハート型っぽい?希ガス。
熟した実をとりつつ、パッションフルーツと一緒に記念撮影♪
ピークは夏なので、8-9月くらいに行くのがオススメだよ(๑•̀ㅂ•́)و✧
居間で白熱トーク!理想のライフスタイルを実現させる働き方
見学と収穫を終えたあとは、梁さん家でお茶とパッションフルーツをいただきながらフリートーク。
パッションフルーツの在庫発見!!
実が詰まってて甘酸っぱくて、本当に美味しい☆
飲もうが旅行へ行こうが10分でも時間ができると、すぐグループディスカッションを始めるうちら。
(あまりにディスカッションが止まらないので、ついにワークショップまで企画したw)
初対面の人がいようが何しようが、今日も議論が止まらない。
今回は主に「働き方」について、梁さんへの質問が集中した。
梁さんの働き方えらびは、実に戦略的。
サーフィンが好きで、もっと海の近くで好きなときにサーフィンができるライフスタイルを追求。
農業に興味があり、会社員時代から農業を追求。
館山は海も近いし、農業は会社員に比べて時間の融通が効く。
両者を組み合わせることによって、シゴトも趣味もより充実させる道を見つけたのだった。
戦略的パッションフルーツ
農業をすべく、はじめは地域おこし協力隊として館山に移住してきた梁さん。
でも、最初から「パッションフルーツをやる」と決めていたわけではなかったそう。
館山市は海も近いし椰子の木みたいなものも生えていたりと、南国っぽさを売りにしてる地域。
そこで南国フルーツをつくろうと思うもフルーツによってはビニールハウスの室温を10℃ 20℃に保たなければならず、暖房代がかさむ。
それに比べパッションフルーツは室温5℃でOKと条件がいい。
また、地域的に高齢化が進んでいることもあり、農業をやめビニールハウスを手放す方もいらっしゃるそう。
『桐島、部活やめるってよ』的なかんじで「ばあさん、農業やめるってよ」って情報が入ってきて、農地を譲ってもらいやすい。
そうすると、初期投資が大幅に抑えられる。
実際、このパッションフルーツ農園のビニールハウスも近隣の方から譲ってもらったものとのこと。
このように、「俺は○○が好きだからこれを扱う」という行き当たりばったりではなく、したい生き方、かけられるコストなどを総合的に考え綿密にプランが立てられてることを痛感。
Do Do Do Doいつもアクションばかりに偏ってしまうわたしはぜひ見習っていきたい。
農業の課題は収入の平準化
農業といえば、どうしても収入が収穫の時期に集中する。
課題は、いかにして収穫時以外の収入源をつくるか。
RYO'S FARMさんでは「リリコイバター」というパッションフルーツを使ったバタージャムをつくっていて、これは収穫時期以外もたのしめる主力商品。
ほどよい甘みとすっぱさが絶妙で、ヨーグルトやパンとの相性もよく、メディアにもいくつも取り上げられている。
チョコレートを使った加工品もつくりたいという話になった瞬間…
おもむろに明治のチョコを取り出すゆかさん。
これ、9/27に新発売したばかりの「ザ・チョコレート」じゃないすか!!!
そこから、甘いものからビターなものまで数種類のチョコレートを机にならべ、どれが一番パッションフルーツに合うか同時に口に含み、みんなで試食するというカオスな展開にwww
これ、なんの商品開発会議?
最終的には、パッションフルーツにはビターなチョコが合うという結論で全会一致しますたw
恒例の爆買い~パッションフルーツ編~
もともとのんちゃんは、OWNERSという生産者と消費者をつなぐプラットフォームでRYO'S FARMの「オーナー」に登録し、梁さんのパッションフルーツ&リリコイバターのファンになったそう。
大好きなフルーツ&商品を目の前にして大興奮!
うちらの旅の恒例行事は(主に道の駅での)地域の名産の爆買い。
旅に出るたびに全国各地で地域活性化と日本経済に貢献している。
今回も必殺技「爆買い」を使い、大量に箱買いをしてきた。
仲間意識が芽生えた
働き方、地方と東京のデュアルライフ、夫婦の収入源分散によるリスクヘッジ、子育てと移住…
かなり熱い議論を交わした後、梁さんとわたしたちはすっかり打ち解け、一緒にランチに行くことに。
わたしたちがこれから行こうとしていたエリアに美味しいお寿司屋さんがあるらしく、なんと車で連れていってくれるとのこと。ありがたい。やったー!!
ここからだんだん、地方勤務になった旧友を訪ね、案内してもらってる楽しい日曜日的な展開になっていくw
※注:初対面です。
寿司は芸術作品
梁さんが案内してくれたのはこちらのお店「富鮨 (とみずし)」。食べログ評価3.6の人気店!
ネタが大きくて新鮮で臭みがなく、超絶美味しい!
中でもしめ鯖は油が乗っていてジューシーで、今までに味わったことのない味わい。
しめ鯖の概念が覆された。
店内には「寿司は芸術作品」という名言の張り紙も。
なんとなくわかる気がする。笑
美味しいお寿司をいただきながら梁さんに普段の食生活についてお伺いすると…
「野菜はあんまりとらないですね。必要な栄養はすべてパッションフルーツでとってます。」
とのこと。
必要な栄養はすべてパッションフルーツでとってます。
こちらも名言w葉酸たっぷりだしね。
美味なお寿司とたのしい会話にみやななもご満悦の様子。
ちなみに、冒頭にも申し上げたとおり、みやななは募集してます!
首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)にお住まいの画面の前のあなたは、ぜひエントリーなう!
温泉での「本音全開トーク」で感じた一体感
次に、温泉マニアゆかさん待望の源泉かけ流し温泉「不老山薬師温泉」のある安房自然村へ♪
開放感あふれる中、女湯では本音トーク炸裂!
相手を思いやったアドバイス、励ましなどガチの人生相談っぽいワンシーンも。
わたしには、みんながついてる。そう思うと勇気のいるアクションもとれる。人生をよりよくするために、攻められる!
温泉とみんなのヌクモリティで、体と一緒に心も洗われた瞬間だった。
ジブリの世界観を再現したような隠れ家的カフェ
温泉でスッキリしたあとは、梁さんオススメの隠れ的カフェへ。
入り口はなんとなくトトロっぽい感じ。
中に入ると、『魔女の宅急便』でキキのお母さんが薬草をつくってる場所っぽくも見える…。
と思ったら、食べログにも同じ感想書いてあったw
名物メニュー「スパイシーババロア」は、その名のとおりスパイスが効いてて病みつきになる味。
ハーブティーも種類が豊富でうれしい。
お店の雰囲気もオシャレ。デザートもハーブティーも美味しいというまさに「THE・隠れ家」なカフェ。
店主の方もおとぎ話に出てきそうな方で世界観にピッタリ!
独特の世界に浸って癒されたい方はぜひ!
個人的には店主の方がわたしたちの通っていたマーケティング講座の先生(浪花のベートーベンみたいな人)に激似で、生き別れた兄妹なんじゃないかっていうことがすごく気になった。
『ビーチボーイズ』ロケ地で宇宙人捕獲
なにげにこの近くには、90年代を代表する名ドラマ『ビーチボーイズ』のロケ地となった海岸があるらしい。
さすが同世代の集まりなだけあって「マジで!?」と大盛り上がり。
…ということで、行ってみた。
なかなかいい景色。なんか女子旅っぽい。
捕らえられた宇宙人も発見!
お?どうやら宇宙人から大事な告知があるよう。
みやななは、募集してます。(2回目)
名物・ピーナッツアイスは濃厚な味わい
次に、ピーナッツアイスが有名なお店ピネキさんへ。
観光名所によくあるアレに首をつっこむ無邪気な2人。
ピーナッツアイスは、クリーミーかつ濃厚な味わい。
とんねるずも大絶賛!
さすが人気店だけあって、人も結構たくさんいた。
みやななも大満足。
くどいようだけど、もう一度言います。
みやななは、募集してます!(3回目)
海鮮市場で爆買い
旅のフィナーレはいつもの爆買い。
梁さんオススメの海鮮が豊富な海鮮市場へGO!
ボンビノス貝(ハマグリの友だちみたいなやつ。ハマグリより安い。)やあさりなど、貝類がとてもお買い得!
蒸して食べる用のピーナッツも購入。
薄皮がついたまま塩をつけて食べから、めっちゃ美味しかった!
ドラゴンフルーツ奮発大サービス!
爆買いも済ませたので駅に向かおうとしていたそのとき…
「あ!ドラゴンフルーツ!!」
外に出ていた看板を目にしたのんちゃんが大興奮。
慌てて急停車し、ドラゴンフルーツ売り場へ。
どうやらドラゴンフルーツ農家の方と梁さんがお知り合いのようで、奮発大サービス!
ドラゴンフルーツとぶどうを大量試食させていただいた。
このピンクのドラゴンフルーツがめちゃくちゃ甘くてなんとも美味しい!!
もちろんのんちゃんは爆買い。
さらに!ドラゴンフルーツ農園の見学もさせてくれた!!ありがたい。。
間近で見るドラゴンフルーツは、大迫力!
みんなで記念撮影も。
ちなみに園主さんが撮ってくれた写真は
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ブレていた。
まとめ
パッションフルーツを収穫したら、午後からは独自に館山観光するつもりでいたら、思わぬ面白い展開に発展した今回の旅。
会社員の頃から仕事と真摯に向き合い、社外の勉強会などにも参加してスキルアップをはかっていた梁さんの姿は、とても印象的でした。
中・長期のビジョンを立てつつも、その時その時の目の前のことにも一生懸命だからこそ、興味のある道・したい生き方を形にできているのだと思いました。
これを読んで興味をもった方は、ぜひ館山の農園や東京で開催してるマルシェに遊びにいってみてください♪
いや~色々考えさせられる休日だった。
梁さん、かなり親切にしていただいて、ありがとうございました。
そして、最後にもう一度。
みやななは募集してます!(4回目)