人生やり直し記

シンガーソングライターHalleyのblog

「習慣によってできた性格」は変えられる。変えられるもの・変えられないものをハッキリさせると楽になる。

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人の性格の構造というものをネットで調べてみた。

一人の人間の性格は4つの層から成り立っている。


①気質
その人の中心の核となる本質を覆うようにできた部分。本能的・体質的なもので、先天的な遺伝の要素がつよい。


②人格(狭義の性格)
①の気質・体質を覆うようにしてできた部分。生まれてから3歳くらいまでの養育者(主に母親)との関係性にも影響を受ける。


③習慣的性格
②を覆うようにしてできた、日常の言動・表現として習慣化してる部分。他人から見たその人の性格として分かりやすく、本人もある程度自覚しているもの。家庭環境や学校、社会など後天的な環境の影響を受けやすい。


④役割性格
③を覆うようにしてできた、社会での役割に応じて作られる性格。その場その場の対応によって付け替え可能なもの。ペルソナともいう。


役割性格が定着しすぎて取り外しができなくなってしまったというシチュエーションは、意識して役割を演じてる④の状態から潜在意識・無意識の方にまで押し込まれて、③の習慣的性格の方にまで侵食してしまった状態だろう。


なんらかのトラウマや大きなハートブレイクが元になっているはずだ。


また、いわゆる機能不全家族で育った子どもが抱えこむトラウマは、②人格(狭義の性格)ではなく③習慣的性格にその影響が反映されることがほとんどらしい。


三つ子の魂百までと言われるように、②の「人格」を変えていくことは非常に難しいようだけれど、③習慣的性格だったら変えていくことが可能で、生きづらさを解消していくことはできるようだ。


わたしもいわゆる「機能不全家族」で育ったアダルトチルドレンだが、ドラマに出てきそうなほどそこまで破滅的に家庭環境が酷かったというわけでもない。


そこまで酷い状況でなく、「あんまりよくない家庭環境」くらいの状況でも、①気質が敏感だったり感受性がつよいことで、必要以上に影響を受けてしまうことはあるらしい。

だから、同じ環境にいてもトラウマになってこじらせる人と、大変だったわりには前向きにひょうひょうと生きてる人に分かれるのだ。


私はどうやら気質の影響を受けて「習慣的性格」の生きづらい考え方がかなり強化されてしまっているけれど、母親との関係がよかったし愛されて育った記憶があるので、②の「人格」の部分がそこまで傷ついてなさそうなのが不幸中の幸いだ。


もう、この性格はどうにもならないのではないか。今から人生を生きやすく変容させていくのは到底難しいのではないかと悲観的になったりもしたけれど、わたしが自分を守るために身につけた鎧は「習慣的性格」だということがわかったので、自分の意思次第でどうにでもなるのだ、というところには勇気をもらった。


ネガティブだったり過度に敏感なのは気質だから変えられないけど、「単におっとりしてマイペースなだけでとくにこじらせてはいない人」くらいの段階にはもっていくことができるかもしれない。


そんな感じで、お腹が空いたのでこれから昼食の残りを食べます。