どうも、はるにゃんです。
前回のブログでは、マインドコントロールなどを避け、自分の軸をもち、地に足をつけて人生を切り拓いていくために必要な要素についてお話ししました。
その中で一番大事なポイントが自己肯定感をもつこと。
今日は、そんな自己肯定感を高める方法についてお話ししていきます。
自己肯定感が低くなってしまう原因
自己肯定感は幼少期までの家庭環境に強く左右され、人生のかなり早い段階で形成されます。
具体的には、幼少期に「できない部分もふくめ、ありのままの自分を受け入れ肯定されるような愛情を親から注いでもらえたか」が重要なポイントとなります。
この愛情によって、自分自身も「ありのままの自分を受け入れる」ということを学んでいきます。
でも、そのような家庭環境にいなかった、もしくは愛情を注いでもらってはいたけれど何らかの誤解でそれを受けとれなかったようなことがあると、罪悪感や自己嫌悪などネガティブな思考回路に陥りやすくなっていきます。
すると「このままの自分でいい」という考えが育たないまま大人になってしまうので、「自分は何もできない人間だ」という自己否定の感情を抱き自立が遅れる(依存的な性格になる)か、「親や大人は信用できない、全部自分でなんとかしないと」と極度の自立に走り、人に頼れなくなっていきます。
前者の場合は最初からあきらめて何かにチャレンジしようという気持ちが薄くなり、後者の場合は勉強や仕事などをがんばり成果を出すなど一見うまくやっているように見えるのですが、「がんばっていないと愛されない、何かしていないと存在意義がない」と、ありのままの自分に対する無価値感を抱きがちです。
状態は間逆でも、ありのままの自分を肯定できていないという点では、根っこは同じなのです。
ということで、上記のような状態に陥った人が自己肯定感を高めるための方法をお伝えしていきます。
小さなことから成功体験をつむ
まず、そもそも自分には何もできないという無力感を抱いてしまっているタイプの人は、小さなことでもいいので成功体験をつんでくことが大切です。
おそらく、何かすごいことをしないと「成功体験」にならないと思ってしまったり、自分に高いハードルを課してることで「できない」と思い込んでる可能性があるので、目標を現実的かつ小刻みにして、達成しやすくする工夫も必要です。
①まずは仕事に慣れ、問題なくひとりでこなせるようになる
②全体像を把握する
③付加価値をつける
④自分の得意分野をつくる
など、段階をふんで自分で自分を承認しながら達成感を味わっていくことが、次の高みを目指すモチベーションとなります。
①の時点でも(正確にはそれ以前でもなんだけど)、十分まわりは助かってるし役に立ってるので、想像力を働かせてまわりの人の気持ちや感謝を受けとることも大切です。
セルフイメージを現実と近づける
自己肯定感が低いということは、自分の価値を正当に評価していないということ。
世の中には自意識過剰で高飛車な態度をとる人もいますが、ネガティブ思考な人はまずそのようなことはしないので、「傲慢になっているかもしれない」「あれはビッグマウスだった」みたいな発想そのものをいったん頭からデリートするくらいでいいと思います。
すごい美人が「私なんて…」を連呼してると嫌味と受けとる人もいるように、自分を必要以上に過小評価したらしたで、ちぐはぐな印象を受け、余計な誤解を受けたり話がかみ合わずコミュニケーションに支障をきたします。
謙虚とは、自分を過大評価もせず過小評価もせず、ありのままを正当に認識することを言います。
傷つかないため、嫌われないため、うまくいかないことの理由づけや証明のために、自分はダメだと思い込んで過小評価しすぎるのもまた「自意識過剰」の一種。
被害妄想の中の机上の空論ではなく、実際に足を使って人に会いに行き、まわりの人が自分をどう思ってるか、どんなところをいいと思ってるのか率直に聞いてみるといいと思います。
おそらく、あなたが思っているよりはいいことを言ってくれるのではないかと思います。
「がんばらないと愛されない」という発想を捨てる
「自分は何をしてもダメだ」という人とは逆に、勉強や仕事で成果を出し、努力すれば物事はうまくいくと思っているようなタイプにも自己肯定感の低い人は一定数います。
健全な自立によって、自分の意志で道を決め、好きなようにがんばってる人はいいのですが、親へのあきらめや反骨精神、幼いころ人に頼れず孤独を抱えていたことによって早い段階で自立してしまった人は、「○○をすれば愛される」「もし○○をしてなかったら自分に価値はない」という発想に陥りがち。
努力して結果を出してきたのはいいけれど、それが自分のためではなく人のためになっていて、自分で選んだと思っている道も、どこかで人の目を気にして選んでいる。
そんな「優等生いい子ちゃんタイプ」は、努力の成果が仇となり「この肩書きを手にしたから認めてもらえた」「わたしは○○で成果を出してるからあの人と対等にわたり合える」など、自己肯定が条件つきになってしまいます。
このような場合は、好きで楽しくてがんばっているのではなく、自分に対する無価値感から努力せざるを得ない状況に追い込まれているだけなので、いずれ燃え尽きるときがきます。
ワーカーホリックやうつ病など、無自覚のうちに心身に異常をきたしやすいのもこのタイプです。
また、仕事や学問などが順調で、公的な場で問題なくコミュニケーションがとれても、素の自分が出る距離の恋人や家族など近しい人間関係に支障をきたすこともあります。
本来であれば、すべての人間関係は対等で、愛されることに条件は必要ない。
すべての人が、存在しているだけで価値がある。
それを念頭において行動すると、楽に生きれるようになります。
受けとるチカラを身につける
セルフイメージの話とも近いのですが、自分のよさをきちんと受けとっていくことも大切です。
・今できていること、得意なことを認める
・褒め言葉をありがたく受けとる
(そもそもまったく当てはまる節がないことをお世辞で言ってくるほどみんなヒマじゃない)
・女性としての魅力を認める、受けとる
(ワザと男っぽくふるまったり、女らしい外見や行動をすることに抵抗や嫌悪感を感じるのは、あなたが魅力を押しとどめて隠してしまってる証拠)
自分の魅力を受けとらず、わたしには○○が足りないといって「自分磨き」をつづけるのもいいですが、往々にしてその努力の方向はズレていて、ひとりよがりの暴走劇になってしまいがち。
それよりは、今もっているものを認め、武器となるものを正しく認識し、現実的かつ客観的に見ても方向性バッチリな努力をしたほうが、自分のためにもあなたに魅力を感じてくれた人のためにもなります。
じゃあ、受けとり上手になるには具体的にどうしたらいいの?ということについては、また別ブログに書きますね☆
ではでは。