人生やり直し記

シンガーソングライターHalleyのblog

感じ方を変えると、愛されてたことに気づく。過去の記憶が塗り変わる瞬間。

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ちょっぴりお久しぶりです。はるにゃんです。

今日は『同じ出来事を別の角度から見ると、記憶の彼方に葬りさられてたような新事実が発覚することがある』というテーマでお話しします♡


視覚・聴覚・体感覚

人間には五感がありますが、どれが優位かによって、感じ方や理解のしやすさ、コミュニケーションの仕方が異なります。


もともとの素質もありますが、映像関係のシゴトをしていると視覚が優れ、ミュージシャンは聴覚が優れ、スポーツ選手は体感覚が優れていくなど、日ごろよく使う感覚器官が強まっていく傾向にあります。


※以下リンクにて自分のタイプもチェックできます。

brain.sinritest.com


カウンセリング界隈では視覚・聴覚・体感覚の大きく分けて3タイプに分けるのですが、それぞれのタイプのざっくりとした概要は下記のとおりです。


◆視覚優位
・空間認知が得意
・図で認知するのが得意
・人の顔を覚えるのが得意
・ざっと見ただけで、全体の関係性を理解できる
・フレーズや歌詞を覚えるのが苦手
・ごちゃごちゃしている部屋が苦手
・頭のなかで、言語ではなく映像を使って思考する(映像思考)
・身振り手振りが大きい
・見た目や結果にこだわる
・結果が見えないとやる気が起こらない
・効果的であることが好き
・違いを目のあたりにしたい
・気持ちが変わりやすい
・たくさんの情報を早口で伝えようとする


◆聴覚優位
・時間を追って、段階的に理解するのが得意(経次処理)
・全体よりも細かいことに関心を示す
・フレーズや歌詞を覚えるのが得意
・リスニングが得意
・BGMを思わず聴いてしまい、集中できない
・人の顔を覚えるのが苦手
・自問自答、独り言が多い
・言葉で伝えたことの記憶力が高い
・音に敏感で、雑音があると集中できない
・論理的思考
・うんちくや有名人といった権威性に弱い
・論理に矛盾があるのを嫌う
・聞いて学習することが得意
・音楽を聞くことが好き
・記憶に音(声)や音声がともなっていることが多い
・話す時に、言葉に詰まったり、言葉が出なかったすると過度に焦る
・物事を文字や言葉、数字などで額面どおりとらえる


◆体感覚優位
・直感に従って行動
・感情に浸る
・テンポが遅い
・ボディタッチが多い
・心地よさを大事にする
・ラフな格好が好き
・身体を動かして物事を覚える
・動きがゆっくり
・人との距離が近い
・触ってものを確かめる
・感触や触れ合いに反応しやすい
・プロセス重視で結果より途中経過が大事
・一つのことをじっくり味わうのが好き
・早口でいっぱい話されると、情報の処理が追いつかないことがある
・場の雰囲気や全体的なニュアンスを敏感に感じ取る
・何かをしたり、身体を動かしたりすることでモノを覚えやすい
・自分が捉えた身体的なイメージや感覚を元に行動する
・自分の気持ちや感覚をコミュニケーションで表現する
・腑に落ちないとなかなか行動できない


4歳からピアノをやっており6歳から合唱、小4から作詞・作曲をしていて、法学部で理論漬けになりブログまで書いて字面ばっか追ってるわたしは超がつくほどの聴覚人間!


物事の裏側の真意がくみ取れず、額面どおり受けとって冗談を冗談と気づかず傷つくなんていくこともよくありました。


※今でもついつい理論や言葉にとらわれがちなところがあるので、もっと相手の表情や身振り手振りに注目した方が色々読みとれたな~と思うシーンはボチボチあります。

(2日後くらいに突然言葉の真意に気づくw遅い!w)


上記のような場合は視覚・体感覚を鍛えるというように、自分の優位でない感覚を意識して使うようにすると、今までと違った感じ方ができるようになっていきます。


感じ方を変えると、まったく違う事実が浮かび上がってくる

以前のブログに書いた「受けとり上手」の話ともかぶってくるのですが、辛かった出来事や思い出したくないようなイヤなことに関しても、感じ方を変えるだけで新しく見えてくるものがあります。

www.clear-scent.com


たとえば、わたしは4歳か5歳くらいの頃、家族が弟にばかりに注目して放置されている(とたぶん思い込んでただけ)ことがイヤになり、家出したことがありました。


聴覚人間的には理屈で物事を記憶するので「まぁ、たぶん誰も迎えには来ず、カッコ悪いけど寂しくなって自分から家に帰ったのだろう」とずっと思っていました。


ただ、このときのことを「視覚」を使って思い出してみると、階段を降りたところまでしか記憶がないんです。


なんで階段のところで止まってるんだろう…いったいその後何があったんだろう…
そう(視覚を使って)思い返してみると、その後ひとりの大人の影が…


それがまさかのおじいちゃん!

一緒に暮らしてないのに、なんでおじいちゃん!?と謎だったんですが、でもたしかにおじいちゃんと手をつないで戻ったような気がするのです。


あとで母親に当時のことを確認したら、家出の件はまったく覚えてないけど、おじいちゃんおばあちゃんはよく家に遊びにきていたとのこと。

たぶんすぐに連れ戻されすぎて、「家出」にすら認定されてなかったのでしょう。笑


このように、違う感覚を意識することで、トラウマに感じていることにすら衝撃の事実が発覚したりします。

スッポリ抜けてる記憶はパンドラの箱?

で、上記の例だとおじいちゃん登場シーンがスッポリ抜けてたわけですが、これには色々な解釈の仕方があります。


「自分は愛されていなかった」ということを証明するために、証明の邪魔になる記憶は抹消してしまった(実際は潜在意識・無意識に眠ってる)という考え方もできるし、おじいちゃんに関する記憶がタブーだから、全部まとめて消しちゃったという考え方もできます。


こうやってひとつ記憶がよみがえると、そこから連鎖して似たような記憶・同じ人(ここではおじいちゃん)に関する記憶が一気にドバーっとあふれ出してくることがあるので、このあたりを掘り下げてみると、今行き詰ってることに関するヒントが出てくる可能性大です。

※ちなみにわたしはおじいちゃんがキーマンだったクチです。笑


そんなこんなで、今あまり使えていない「感覚」を取り戻していくことで、物事のとらえ方が変わり、それが今現在起きている問題の根っこの部分「真の課題」の解決ヒントとなります。


日常のコミュニケーションを向上させるためにも、「真の課題」や「課題の原因が発生したキッカケ」を知るためにも、自分があまり使えていない感覚器官を意識して使ってみることをオススメします。